割T字管は耐震型ではありませんでした。

横浜市の施行依頼を受注しましたが、東京都内の大口径ならともかく、横浜市の施行となると話しは違ってきます。水道局との打ち合わせも東京都の手続きの5倍くらい手間が掛かります。電子申請を推進している反面、大口径の申請は電子申請できません。試掘も必須ですので、結局は舗装切断で1日、試掘で1日、本施行で1日そして、宅地内配管で1日の計4日掛かりました。東京都で同じ施行をしたら2日で完了するでしょう。衝撃的だったのが、割T字管が耐震型でなかったことです。ですのでコンクリート防護をしなくてはいけません。これっておかしくないですかね?東京都は耐震型なので、防護など勿論しません!何故か制水弁は耐震型で、しかもコンクリート防護をします。手間が掛かって仕方ありません。耐震型にコンクリート防護って効果的なのでしょうか?疑問しか残りません。

制水弁の弁きょうも特殊?

東京都の仕様では、制水弁の弁きょうもネジ式で非常にシンプルなものですが、これって消化栓などに使用する弁きょうのようです。これも、非常に手間が掛かります。高さ調整も簡単ではありません。横浜市は手間の掛かる工法が多く、仕様もあまりにも東京都と違うので、慎重に作業を進めて参りました。終わってみれば、大変良い経験になり、勉強になりましたので、施行班も満足げにしておりましたが、ここまで仕様と工法に違いがあるのは・・・・・

制水弁以降の配管は、東京都は給水装置の構造及び材質基準を満たしていれば、塩ビ、ポリ管、鉄管、それにステンレス管でも問題ありませんが、建物の際まではGX管で施行しなくてはなりません。コストも掛かりますし、宅地内とは言えども限られた職人でないと配管ができないのも?